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誰が電気自動車を殺したか?(2006)

「誰が電気自動車を殺したか?」は2006年のドキュメンタリー映画です。1996年に米国カリフォルニア州で始まったEV普及の試みが失敗に終わったのは何らかの陰謀ではないか、というミステリー仕立てになっています。GMから発売されたEV1というモデルの話が中心ですが、フォード、トヨタ、ホンダなどのEVも登場します。

2024年、欧米のEVシフトの足踏みが報道されています。正にトヨタにとって神風だと思います。ただ、トヨタ自身が過去から言ってきている様に、HEVはカーボンニュートラルではない「つなぎ」技術です。トヨタだけがSDGs(産業競争力を担保したカーボンニュートラル)から逃げるというのでなければ、マルチパスウェイに含めるべきものではありません。

もしトヨタが神風で稼いだ時間で、賢く使えばほぼカーボンニュートラルになるPHEVを早く普及させ、痛みを伴うサプライヤの再編を行いEEA(電子プラットフォーム)をテスラの様に簡潔で強力なものに刷新してSDVやOTAのメリットを活かした魅力あるBEVを生み出し、バッテリーや発電・マンション充電の課題の解消を図ることができるのなら、正に「トヨタのマルチパスウェイは正しかった」となるのでしょうが、もしそうでないならば「誰が電気自動車を殺したか?PART2」の真犯人はトヨタになってしまいかねません。

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